新生児は大人と全く違うと考えておくべきです
同じ人間であることは間違いありませんが、新生児は大人と全く違う生き物と考えておくべきです。
大人の脳は出来上がっていますが、新生児の脳は今まさに発達段階、成長期です。
大人は足で立ち歩く、走る事ができますが、赤ちゃんは少しずつ足を動かし筋肉を徐々につけていく段階で、寝返りを打つこともお座りをすることもできません。
大人、子供とも全く違う状態なのだという事を考慮してケアを行う事が必要なのです。
いい事、と思ってやっていることにNGが多い
赤ちゃんをゆらゆら揺らしたり、高いたかいをしたり、その反応が可愛くてついついしてしまう事ですし、眠ってほしくて結構大げさに揺らしてしまう事もあります。
でもこれは赤ちゃんの脳に大きな負担をかけています。
大きな衝撃でなければ大丈夫とも言われていますが、しない方がいいのです。
赤ちゃんが夜泣きをして泣き止まない時、気分を変えたら眠るのかも?と思い、赤ちゃんが楽しむことをして遊んであげるママもいますが、これは、睡眠を阻害するものにしかなりません。
泣き始めたらおむつを替える、ミルクをあげるなどしてみて、それでも泣き止まないようなら暗い中で抱っこして夜なんだよ、眠る時間なんだよという気持ちで子守唄でも歌ってあげましょう。
こうした行動で、赤ちゃんは眠る時間と起きている時間の習慣づけを行っていくのです。
昔はよいと思われていたけど、今は・・・
今40代くらいの方は、生まれたばかりの赤ちゃんがみんなうつぶせ寝だったという記憶をお持ちの方も多いと思います。
当時、うつぶせ寝が赤ちゃんにいいといわれており、まっすぐなベビーベッドにうつぶせ寝をさせている人が非常に多かったんです。
でも、うつぶせ寝をさせる場合には、親が絶対に目を離さないこと、さらに柔らかい布団でうつぶせ寝をさせると窒息させることもあるので、注意が必要です。
おむつも濡れていないしお腹もいっぱいのはずなのに泣き止まないのは、赤ちゃんが泣きたい気分なんだから、そのままにしておけばいいという事もよく言われていましたが、泣いていることに対して、親が無反応というのは絶対によくありません。
こうしたことが毎日行われていると、赤ちゃんの脳にも影響を及ぼします。
愛情を注いで上げることは、新生児の時期、とてもよい事なのです。