食べ物が乳幼児に与える影響、注目されています
母乳育児をしている場合、乳幼児に与える栄養はおっぱいとなりますので、ママがどのくらい質の高い栄養素を摂取するかによって、乳幼児が得る栄養素も違ってきます。
そして少しずつ離乳が進み、大人と同じような食事をするようになっていきます。
この乳幼児と食べ物の関係で、興味深い報告があります。
オーストラリアのアデレード大学というところからの報告によると、乳幼児が健康的な食事を与えられた場合と、そうでもない場合、その乳幼児の8歳までのIQに変化が出たというのです。
この報告によると生後半年から2歳までの食事について、健康的な食事を摂取してきた乳幼児についてほんのわずかだけれど、IQが通常よりも高くなったというのです。
圧倒的な栄養不足は脳の発達を遅らせる
戦後、食べ物がない時代には栄養を取るということよりも、食べ物を摂取し、おなかを満たすということが優先的に行われてきました。
今は日本も飽食の時代となっていて、乳幼児についても質の高いベビーフード、離乳食を食べることができます。
圧倒的に栄養素が足りない状態で成長すると、子供の脳は成長に遅延が生じるといわれていますので、乳幼児に与える食べ物の影響は非常に強いと言えるのです。
ベビーフードもいいけれどママの愛情のこもった栄養たっぷりの食事を
ベビーフードは外出先の赤ちゃんの食事に便利ですし、栄養価も高く、乳幼児に必要な栄養素がしっかり詰まった優れものです。
でも自宅にいるときには、ママが愛情をこめて作った質の高い食事を赤ちゃんに与えてあげてほしいと思います。
これはイメージですが、ベビーフードを瓶からほいっとあげるよりも、温かくてしっかりお皿に入った食事は赤ちゃんにとっても大切な愛情を感じる食事となると感じます。
お野菜のにおい、味、作り立ての離乳食はベビーフードがいくら上質なものになっても替えられるものではありません。
ママには愛情込めて食事を作ってあげてもらいたいです。