ママと胎児を繋ぐ大切なへその緒、その秘密知ってますか?
精子と卵子が受精し子宮に着想すると妊娠が開始されます。
受精した受精卵は細胞分裂が始まり、細胞分裂によって胎盤と胎児が分かれます。
胎盤はへその緒とつながっていて、胎盤からママが摂取した栄養や酸素をへその緒からもらい、胎児はどんどん成長していきます。
ここで男性で大きな勘違いをしていることが多いのですが、へその緒は、胎盤とつながっているのであって、ママのおへそとつながっているのではないのです。
男性の中にはママのへその緒と胎児のへその緒が直結しているというとんでもない勘違いをしている人が結構いるんです。
胎盤とへその緒はこういう役割を持っています
へその緒はママの摂取した栄養や酸素を運ぶという役割持っていて、太さは2cm程度、長さは60cm位です。
人によって違いがありますが、一般的にこのくらいのサイズです。
胎盤はいろいろな役割を持っていて、妊娠と同時に誕生し、出産と同時に胎児の後、排出されるという実に神秘的な臓器です。
胎児の呼吸を支える肺にもなりますし、胃腸の代わりとして消化の役割も持っています。
胎盤はホルモン分泌や免疫機能に関する働きも持っているため、実にいろいろな働きがあり、まさしく胎児の命の糧となるものなのです。
子宮内の毛細血管から胎盤へと血液が流れて、へその緒を利用して栄養が胎児に届けられます。
臍静脈と呼ばれる血管が母体から胎児へ届いていて、栄養、酸素を送り出します。
もう1本ある細い方の臍動脈からは胎児から母体に届く血管で、老廃物や二酸化炭素などの不要なものを排出しているのです。
へその緒は無理に取るなどしなくても自然に剥がれ落ちます
へその緒が胎児とママと結ぶとても重要なものなのだということが理解できたでしょうか。
へその緒は出産で胎児が赤ちゃんとなった時点で、必要のないものとして切り離され、胎盤もママのおなかの中から排出されます。
へその緒は根元部分を残して切り離されていますが、そのうちに乾燥し剥がれ落ちます。
最初はジュクジュクしているので細菌感染しないように綿棒などでごみをとり、清潔にしておくと乾燥し、やがて剥がれ落ちます。