初めての育児はわからないことだらけだと思います。
赤ちゃんのお肌は大人とは違う点がいくつかあります。
赤ちゃん肌というとプルプルしてモチモチなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
実際のところ、イメージとは異なる点が多いのです。
それを知らずに自分と同じだと思っていると乳児湿疹などの肌トラブルが起こりやすくなります。
しっかりと赤ちゃんのお肌の特徴を知り、予め対策を行い、赤ちゃんのお肌が健やかな状態でいられるようにケアしてあげましょう。
新米ママの皆様は是非ご参考にしてみてください。
赤ちゃんのお肌はあらゆる刺激に弱い
赤ちゃんのお肌って大人の半分以下の薄さしかありません。
それってどういうことだと思いますか?
大人でも皮膚の薄さは体の部位によって変わってきます。
目の周りの皮膚は薄く、足の裏や手のひらの皮膚は厚くなっています。
足の裏の皮膚は多少の刺激を与えても痛みを感じにくくなっていますが、
目の周りの皮膚は薄く刺激に敏感となっています。
赤ちゃんのお肌の場合は大人よりも皮膚が薄いため、
外的刺激に弱くなっています。
また、お肌のバリア機能って聞いたことがあるかと思いますが、
このバリア機能というのはお肌の水分と油分のバランスで保たれています。
皮膚が潤いを保持していて、油分である皮脂膜が皮膚をコーティングすることで、
皮膚を守っています。
赤ちゃんの場合は皮膚が薄いので水分保持量が少なく、
皮脂の分泌も新生児時期は活発で、徐々に分泌量が減っていくので、不安定といえる状態です。
そのため、赤ちゃんはこのお肌のバリア機能も大人に比べ未熟なため、ダメージを受けやすくなっています。
以上のことから、赤ちゃんのお肌に触れるもの、
衣類、タオル、ベビースキンケアはお肌に優しいものを選ぶことが大切です。
赤ちゃんのお肌は乾燥しがち
これは前述の赤ちゃんの皮膚の薄さと皮脂分泌が関わってきます。
まず、皮膚が薄いということは、皮膚が保持している水分量が少ないということです。
そして、生まれてまもない新生児の頃はママの胎内にいた頃に受けていたホルモンの影響によって皮脂分泌が活発で、むしろ過剰なくらいなのですが、だいたい生後3ヶ月くらいを目途に皮脂分泌量が減少していきます。
お肌の水分の蒸発を防ぐための皮脂の分泌が少なくなると赤ちゃんのお肌は乾燥肌へとなっていきます。
水分や皮脂が失われるということはお肌のバリア機能が低下しているということなので、
様々な刺激によって乳児湿疹などの肌トラブルが起こりやすくなります。
特に赤ちゃんの入浴時に使うベビーソープには注意が必要です。
洗浄成分によって必要以上に皮脂を洗い流してしまうと入浴後のお肌の乾燥が悪化します。
そのため、潤いを残して洗い上げてくれるベビーソープを選ぶことがおすすめです。
そして、それでも赤ちゃんのお肌が乾燥しがちである場合には、
ベビーローションなどを使って皮膚の水分が失われるのを防いであげましょう。
つまり、赤ちゃんの肌は乾燥しやすいので、乾燥させないようにベビーソープやベビーローションなどは保湿を重視して選んであげることがポイントです。
赤ちゃんのお肌は汚れやすい
皮膚は表面から表皮、真皮、皮下組織と3つの層に分かれていて、
表皮の底部分から新しい細胞が生まれ、徐々に表面に上がっていき、最後は垢となって剥がれるという一連の流れをターンオーバーとか新陳代謝といいますが、
赤ちゃんは新陳代謝も活発となります。
そして、赤ちゃんのお肌には大人と同じ数の汗の出てくる孔がありますので、
大人と比べるととても汗かきです。
前述のように赤ちゃんは生後3ヶ月くらいまでは皮脂分泌も盛んです。
そのため、垢、汗、皮脂といったものでお肌の表面が汚れがちです。
それらのお肌の汚れをそのままにしておくと、雑菌が繁殖しやすく、ますますお肌の環境は悪化していきます。
これらの汚れはお肌への刺激となりえますので、
赤ちゃんのお肌は大人以上にキレイに清潔に保つようにケアしてあげることがポイントとなります。
3つのポイントを押さえたベビーグッズ選びを!
上記の3つのポイントを念頭に入れて、
育児に使うグッズを選ぶことによって乳児湿疹などのお肌のトラブル予防につながります。
タオル
赤ちゃんの肌着などの衣類
それらを洗う際に使う洗濯洗剤
ベビーソープやベビーローションなどのベビースキンケア用品
などといったベビーグッズ選びのご参考にして頂ければと思います。